小学生の頃、ポケモンが大好きだった。ポケモンカードなどを集めていた。
毎日、お父さんは学校で朝ごはんを買うためにお金をくれた。
そのお金では絶対にご飯を買わなかった。
学校が終わると、カードを買うのを楽しみに、コンビニのようなところへ足を運んでいた。
特定のカードを探していた。
カラカラというカードだ。
それでも、いろいろなカードを集めたが、結局、念願のカードは手に入らなかった。
ある子がそのカードを持っていた。
僕はその子に「僕にくれない?」と毎日言っていた。
その子と様々なカードを交換していた。
でも、どうしてもカードは交換してもらえなかったんだ。
やっと大人になって、カラカラを見つけて、3枚買った。
今、廊下の真ん中に飾ってあるカードは特別な思い出の証だ。「あなたの念願だろう?」
子供の頃の物欲と大人の欲望は、性質が違う。
「今さら、無駄だ」という声もある。しかし、本当に無駄なのだろうか
