宗教と化す仮面

断食の月が来た。
日の出から日の入りまで、口に何も入れない月だ。

年に一度、人々は「宗教」 という仮面をかぶって、国の空気が一変する。

仮面をかぶりながら、人々は断食をしたり、善行を施したりする。
そし て、月が終われば、仮面を脱ぐ。

それ以外の11ヶ月間、素面となった人々の振る舞いは、また元通り。

偽善だと思わないか。

たくさん善行を集めば、天国に行けると信じている人がいる。
だが、神との関係は、算数の足し算ではない。

それに、悪事もある。
たった1ヶ月間の善行では、11ヶ月間もの悪事は消せない。

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